【連載】ビジネスコラムBusiness
Column

強みビジネスメンター
シェアーズ 代表取締役 堀井 聖介

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Vol.4 スポーツから学ぼう!~俺が子供たちに伝えていること~【ほめる】

【スポーツから学ぼう!】~俺が子供たちに伝えていること~
全話5話完結シリーズ


Vol.1 挨拶をする
Vol.2 質問をする
Vol.3 目を見る
Vol.4 ほめる
Vol.5 感謝する

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【スポーツから学ぼう!】
~俺が子供たちに伝えていること~
Vol.4 ほめる



俺は小さい時からずっと硬式野球をやっていて、現在も「京都西京極ボーイズ(ブレーブス)」相談役として、日々子供たちと野球を通して関わっています。
(詳しくは俺のプロフィールで)

いつも子供たちに伝えてることを思い返すと、大人にとっても大事なことと思い、今回のカテゴリーを決めました。大切なこと、伝えたいこと、って子供も大人も一緒。これは会社の中での社員教育にもつながる話やと思う。

Vol.4 ほめる

「ほめて伸ばす」は理に適ってる?

少年野球の練習中、選手が質問をしてきたんです。

選手:毎日家で素振りしてるんですけど、全然打てないんです。
私:どんなやり方で振ってるの?
選手:言われた通り、毎日1000回振ってます。
私:何を意識して振ってるの?
選手:力いっぱい振ってます。
私:なるほど、君凄いな。毎日振り続けてるって素晴らしいことだね。だけど、そうやって力いっぱい振っているだけだと、ただ筋肉が付くだけだよ!1000回を1セット振るんじゃなくて、各コースを20回しっかりコースを意識して振ってみようか。意識して振れば身体が条件反射として覚えていく。目で見たところにバッドがいくから、しっかりミート出来るようになるよ。これからはこれを意識して毎日振っていこうね

会話を交わした後、その選手は素直に素振りのやり方を変え、急激に打てるようになりました。

ここで、大切なことは2つあると思います。

1つ目は、やり方は違うけれど、毎日振っているという事実をほめてあげることが大切。“ほめる”ことによって選手は自分がやってること自体は良い事なんだ!と納得します。ただ、やり方が間違ってただけなんだと理解できます。
“ほめる“にも方法がある。自分の行動が良かったのか?悪かったのか?分かりやすい結果が出なかった時、本人にとって判断が出来ない状態にあるということ。”ほめる“は相手への大切なフィードバックです。良い行動に対してはしっかりとほめていこう。

2つ目は、俺との会話を素直に受け入れたこと、そして素直に実行に移したこと。
“ほめる”という行為は、人の聞く姿勢を作り出します。相手にしっかりと伝える方法の一つが“ほめる”ということなんやと。そう考えると、本人の聞く力だけでなく、伝える側にも聞かせるためのテクニックが必要だと理解できると思います。
俺が感じてることやけど「あいつはいつも人の話を聞かないからダメなんだ!」って言ってる人が多い気がするな、でもその人にも聞かせるスキルが欠けているという場合もあるものです。

1つの手段として、“ほめる”ということから入ると相手は聞こうとします。しっかりと伝えたいならば、こちらの姿勢も考えなければなりません。

でもあんまりほめ過ぎると、調子に乗るんじゃないか?そう思う人もいるかもしれません。
そういう意味では“ほめる”ことが苦手な人も多いかな。どうやってほめれば良いんだ?と考える人もいてるかもね。

俺はこの3つのことを意識してやっています。
強化したい行動をほめること
具体的にほめること
認めて欲しい気持ち(承認欲求)を満たすこと

■強化したい行動をほめる
結果をほめられると調子に乗るもんです(笑)。「あ~自分ってすごいわ!」ってやつですね。それを結果ではなく本人がやった行動に対してほめると、もう一度それを繰り返そうという気持ちになっていきます。だから、ほめるのは「結果」ではなく「強化したい行動」について、、、そう思うとやり易いかもしれません。

■具体的にほめる
「君、何本もヒット打ってすごいな!」こういう結果をほめることも大切。でも、「君はこれだけ打てるようになるために、毎日あきらめずにいっぱい素振りしてたからやね、その粘り強さはすごいな!」と、強化したい「具体的な行動」を細かくほめるというのが大事です。そうすると本人も「これからもそこをもっと頑張ろう!」と思うものだから。

■認めて欲しい気持ち(承認欲求)を満たす
有名なマズローの欲求5段階仮説があります。この仮説の中で、人から承認される、認められる「承認欲求」は高く位置する欲求であるといわれています。これを満たすほめ方は、本人のモチベーションを大きくアップさせる。「君は走るのが早いな、その盗塁でチームが助けられてるよ」「さっきのホームランを見て監督も喜んでたぞ」など、本人の貢献度を伝えてあげること。それを強調して伝えることは、相手が慣れることなく、何度となく使えるほめ方です。

マズローの欲求5段階仮説:https://ja.wikipedia.org/wiki/自己実現理論

「ほめる」「ほめられる」によって、人間関係はとても深まっていくものです。これもまた、相手に聞く力を持たせるという側面もありますね。人は自分をほめてくれる人に好意を持つもの。上手く”ほめる”ことは、職場の雰囲気もよくしていくことになるし、一人ひとりのモチベーションを上げていく事にもつながっていくと思います。

ぜひ今日から自分の職場でも、“ほめる”を使った関係性を作り上げていってください!その一助になるならば幸いです。

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