【連載】ビジネスコラムBusiness
Column

強みビジネスメンター
シェアーズ 代表取締役 堀井 聖介

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Vol.4 「聞く」技術【正論を言う評論家になりたくない】

【聞く】技術
Vol.1  聞き上手は話さないらしい
Vol.2  素直に聞くのが極意のようだ
Vol.3  無理に聞き出そうとしないでね
Vol.4  正論を言う評論家になりたくない
Vol.5  結局のところ聞く力はなに?

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私たちは「しゃべりすぎた」という反省をよくしますが、「聞きすぎた」という反省はほとんどしません。これって面白いと思いませんか?ほとんどの人は、聞くより話すことが好きなんですね。

もっとこの人と話したい
もっとこの人と親しくなりたい

そんな風に思ってもらうことは、ビジネスにも地域社会の中においても大切な人材となるということ。人の「役に立つ」というのが俺の人生のテーマですが、「聞く」ということが基本になる。

本当の人間関係、嘘のない人間関係、信頼できる人間関係は、相手への興味なくしては成り立ちません。相手が気にかかったり、関係が必要になる時、まず相手を知ることが大事です。「聞く」ということは、ただ漠然と聞くのではなく相手を理解することなのだと思います。

上手な聞き方は相手に、分かってもらえた、受け止めてもらえた、という安心感を与えるものです。今回は、そんな「聞く」ということを、俺なりに掘り下げてみたいと思います。


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Vol.4 正論を言う評論家になりたくない

新聞の論調ってどう思いますか?読むたびにいつも思うんだけど「かなり上から目線やな~」と、ちょっと引く時がある。どんだけ偉いんやってね(笑)。評論家さんは正論をぶちかます。起こっている事から少し身を引く感じで書いているんだろう。だってそれが本人に起こっている事なら、そんなに正論で物事が進むわけじゃないのは身を持って分かるだろうから。

正しい事は正しい

そうですよね、当たり前の事です。でも本当にそう?と疑うことも必要。「その人にとってはそうなんだ」こう思ってないと出来ていない自分を愚かに感じてします。自分なりのやり方っていうのがあるもんです。

こうすれば出来る!
やり方はこれだ!

評論家の言う通りやってみて失敗した人は山のようにいる。情報収集の時点でその人のフィルターが掛かっていると思った方が良い。フィルターとは、その人の生き方、モノの見方、感じ方、性格、大切にしているもの、全てに関係している事。どれだけ正論でも、話半分に聞いた方が良い気がします。

「どうしたら良いのか?」という相談を聞く時に何が一番大切かと考えると、その人に合った、その人の土俵で、その人の立場に立ち、その人の性格まで鑑みた上で話をすることなんじゃないかなと思う。

以前、後輩と話している時に
「堀井さんは、工務店をやりながら、何故これだけ全国を飛び回れるんですか?」
という問いに、俺はこう答えました。
「行く時間を作ってるからやね。その時間を作るためにどうすれば良いのか?それを考えた結果、出来てるんだと思うよ」
「それは堀井さんやから出来るんですよ」これについての話は、そこで終わってしまいました。

何が聞きたかったんだろう
どう言えば良かったかな

この時俺は考えなしに答えたんだよね。聞かれたままのことに答えただけ。時間がないと仕事をしながら全国を飛び回るなんて出来ないわけだから、まさしく正論(笑)。後で考えてみると、その時彼は時間の作り方を聞いていたんだろうと思いました。

俺は、彼が何故こう聞くのか考えることもなく、彼の置かれている環境、立場も聞くことなく言っていまったことに反省しきりでした。

俺の時間の作り方は「キャッチ&リリース」を心掛けているということ。
5分で終わる事は5分で終わらせます。後に引きづって置いておかない。少しづつやる事を持ち越していくと、いつでも時間が取られている状況になる。思い出して始めるにはまた時間が必要だし、その間ずっと意識しながら違うことをやるのも労力の無駄遣い。仕事を先延ばしにすると、いくら時間があっても足りなくなって来るものだ。

こう伝えれば良かった。他にも時間を作る方法はいっぱいあるけれど、俺に聞いているのだから俺のやり方を具体的に伝えてあげれば良かった。その後で、彼に合うやり方について話合ったら良かったと思う。

人の立場に立たずに話をすると、相手は腹立たしさやむなしさを感じるんだと思います。それは相手に対して距離を取りあまり関わらないという姿勢に映ってしまうから。

評論家は正論を言い、正しい事をするように言う。
ただ、正しい事は1つでは無いという事。その人にとっての正解はその人にしか分からないという事。もし自分が評論家の目線で人の話を聞くようになると「それは間違っている」と言ってしまう可能性がある。

「正しいことがいつも正しいわけではない」
いつでも広い世界観で人の話を聞ける人間でありたいものだと思うんです。

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